事例紹介

導入事例

Tablet

ICTを活用した学習環境作り向け端末として ASUS Eee Slate B121 を採用

富山県立ふるさと支援学校 様

導入製品

事業内容:

慢性疾患の児童生徒や心身症等の児童生徒、重度・重複障害の児童生徒を対象とした特別支援学校

総務省「フューチャースクール推進事業」および文部科学省「学びのイノベーション事業」

富山大学 人間発達科学部 <br />
教育情報システム学 教授・工学博士 <br />
山西潤一氏
富山大学 人間発達科学部
教育情報システム学 教授・工学博士
山西潤一氏


当校は、独立行政法人国立病院機構富山病院に隣接し、慢性疾患や心身症等の児童生徒が通学する病弱特別支援学校。小学部、中学部、高等部のほか、重度・重複障害のある児童生徒に対して病棟での訪問教育も実施しています。一般的な小中学校とは異なり、児童生徒ごとに基礎学力の違いや興味・関心の違いが大きいため、日ごろから教員による工夫や努力で学習環境の整備に努めています。

同校は、平成23年度の総務省「フューチャースクール推進事業」および文部科学省「学びのイノベーション事業」の委託先として選定され、小学部、中学部、小学部・中学部の訪問教育の30名の児童生徒を対象に、ICTを活用した学習環境作りを推進することになりました。 2012年2月に教員、児童生徒に1人1台、計69台の Eee Slate B121 と、各教室や体育館に11台の電子黒板を導入。ICT支援員が中心となって教員からの要望を聞きながら教材を開発し、4月からのICTを活用した授業の準備に取り組みました。

利用者のために最優先したのはタッチパネルや文字認識の反応

ASUS Eee Slate B121
ASUS Eee Slate B121


今回のプロジェクトの推進にあたって、小学部、中学部、訪問教育の先生方と相談しながら、認知機能の改善、基礎学力の向上、自立支援という3つのテーマを設定し、それらの実現に最適な端末を選定しました。端末の選定には非常に悩みましたが、「反応が速く、操作性が良い」という点を最も重視しました。一般的な児童生徒であれば、多少タッチパネルの反応が悪くても問題にはなりませんが、特別支援が必要な児童生徒の場合は、反応の遅れが学習意欲の低下につながることもあります。

また、先生方と議論していく中で、Microsoft® Office を使った教材作りを行っていた先生が何人かいて、使い慣れた Windows が良いという要望があったことも Windows 7 搭載タブレットを選んだ理由です。児童生徒に合わせた教材が作りやすいことも優位点となりました。Microsoft PowerPoint やコンテンツ制作ツールなどで手軽に教材を作成したり、高度なアプリもC言語で開発できます。これらの点を踏まえ、CPU にインテル® Core™ i5 プロセッサーを搭載し、「Wacom feel IT technologies」採用でタッチパネルの反応や文字認識が高い ASUS Eee Slate B121 が選ばれました。

<ASUS Eee Slate B121 を選定した理由>
・CPUにインテル® Core™ i5 プロセッサーを搭載し、快適に動作
・「Wacom feel IT technologies」採用でタッチパネルの反応や文字認識が高い
・Microsoft® Officeやコンテンツ制作ツールなど教材を作りやすいWindows 7の環境
・入力センサーなどのデバイスが接続しやすい充実のインターフェイス

各先生に Eee Slate B121 を配布し、ICT支援員の協力で教材などのソフトを開発しながら4月からの授業開始を目指しました。先生やICT 支援員と個別に打ち合わせし、技術を教育にどのように活かすか、まさに走りながら考えていきました。先生方も非常に熱心で、独自ソフト以外にもインターネット上の教材なども活用していきました。


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生徒の表情が明らかに変わることを体験できるため、更に工夫を試みようとする好循環へ

タブレット PC 上の教材を使って<br />
教員と児童生徒がコミュニケーション
タブレット PC 上の教材を使って
教員と児童生徒がコミュニケーション


Eee Slate B121 の導入によって、まず訪問教育の「認知機能の改善」で非常に大きな効果が得られました。先生の補助で画面をタッチすると絵が動いたり、音が出たりする仕掛けを作り、応答させることで児童生徒の視点が定まり、やろうとする意思が生まれました。タッチ操作も滑らかなため応答もよく、児童生徒の表情が見違えるようになりました。先生方も児童生徒の応答が得られ、明らかに表情が変わることを体験することで、積極的に工夫を行うようになり、さまざまなインターフェイスへの要求やアイデアが出てくる好循環が生まれました。また、タッチパネルの利点を生かしたゲーム感覚の教材を繰り返し使うことで、2つ目のテーマである「基礎学力の向上」につながりました。集中力の乏しい児童も、端末やソフトに興味を持つことで、少しでも長い時間学習を持続できるようになりました。

「自立支援」に関しては、グループコミュニケーションで今日の健康状態に関する簡単な質問を行い、自分で健康状態を申告させたり、学習の振り返りを行って、Eee Slate B121 で記録を付けています。これらの作業を児童生徒と先生が同じ画面を使って共有することで、コミュニケーションをスムーズに行えるようになりました。子供たちが自分の意見を積極的に話すようになり、抵抗なく自分の振り返りを人前で発表できるようになったことに驚きました。さらに校務の効率化に Eee Slate B121 が役立てられることも期待しています。これまでは、健康管理の細かい項目を各先生が紙に入力し、養護教諭が集めてデータ入力していましたが、端末に先生が直接入力すればサーバーにデータが蓄積されるため、校務の情報化がスムーズになると思います。

全国のモデルとなるような学習環境作りを目指して

富山県立ふるさと支援学校 <br />
教頭 山田敏彦氏
富山県立ふるさと支援学校
教頭 山田敏彦氏


今回、Eee Slate B121 を導入することで児童生徒の学習意欲が向上しましたが、これをこのまま続けていくと、また集中力がなくなることも考えられます。今後も、どう興味を持たせるかを考えながらソフトや教材を作っていかなければなりません。それをやりやすくするのも、ICT機器の力だと考えています。また、先生方には、子供たちがどのように変わっていくかを記録していただき、全国の同じような特別支援が必要な子供たちのICTによる学習支援モデルになるような活動をしたいと思っています。

そのためには、現場の先生、ICT支援員、研究者などの努力だけでなく、技術力のある企業のサポートが不可欠です。子供の日常や学びの状態を一番知っている先生方は、難しいことは考えず、アイデアをどんどん出していただき、研究者や支援してくれる企業の技術力で一体となって推進できればと考えています。今後もICT機器を工夫して使いながら、特別支援学校における教育の情報化や教材の開発、指導法の研究を推し進め、全国のモデルとなるような学習環境作りを目指していきます。




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富山県立ふるさと支援学校

住所:富山県富山市婦中町新町2913
HP:http://www.furusato-sh.tym.ed.jp/

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