事例紹介

導入事例

Chrome

ASUS Chromebook で生徒の学習環境のシームレス化を実現

山形県立酒田光陵高等学校 様

導入製品

業種:

高等教育

スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)事業の平成26年度指定校として

山形県立酒田光陵高等学校<br />
情報科 教諭 湯澤一氏<br />
山形県立酒田光陵高等学校
情報科 教諭 湯澤一氏


山形県立酒田光陵高等学校(以下、酒田光陵高校)は山形県立酒田工業高校、山形県立酒田商業高校、山形県立酒田北高校、酒田市立酒田中央高校の4校の統合により平成24年度に開校。山形県の県立高校としてはこれまでにない大規模校の開校であり、北海道・東北地方で最大規模の公立高校だ。普通科、工業科、商業科、県内初となる情報科の4つの学科が併設されており、総合選択制の教育課程を柱としたスケールメリットを活かした生徒の多様なニーズに応えられる学校づくりをコンセプトとしている。
 
文部科学省よりスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)事業の平成26年度指定校として全国の情報科では唯一指定を受けており、この事業を酒田光陵高校では『SKT(サカタ) IT-ACEプロジェクト』と題し、社会の変化や産業の動向に対応した高度な知識・技能を身に付け、社会の第一線で活躍することのできる専門的職業人の育成に取り組んでいる。上級学校や産業界との積極的な連携、情報技術を活用した地方というハンデを克服する学習環境の構築、地元上級学校との5年一貫教育への取り組み、実社会の業務に基づいた実践的な授業の実施など、多岐にわたる事業を展開している。

>> SKT IT-ACEプロジェクト概要は こちら
>> 山形県立酒田光陵高等学校 SPH 活動報告ブログ はこちら

『SKT IT-ACEプロジェクト』を推進するにあたり、同校情報科 湯澤教諭は以下のように振り返ります。「大きく2つの懸念点を解決する必要がありました。1つ目は、学校の立地による距離のハンデです。過去より生徒の学習意欲の向上や生徒の主体的な学びを促進するために、大学や企業等と連携して様々な事業に取り組んでいましたが、地方の学校であるがために、連携先の大学や企業への移動時間や旅費の負担が大きいことが悩みでした。2つ目は、PCを使った家庭での学習環境です。情報科ではPCを利用する授業を多く取り入れており、学習にはPCが必要となります。実習のレポートなどの課題もPC上で実施し、データで提出させる頻度もあえて多く設定しています。しかし、セキュリティの関係で校内のデータをUSBメモリ等で持ち出すことができないうえ、家庭でのPC環境が生徒によって異なるため、家庭でPCを使った学習を推奨させる事が難しい状況でした。」そのために生徒は放課後等の空き時間に学校のPCを使って、遅れた作業を補ったりするために部活動への参加が遅れることもあったりと、他の活動にも影響を与えていたという。

ここで1つ目の問題を解決するためのオンライン会議もできる Google™ ハングアウト。2つ目の問題を解決するための Chromebook を導入することで『地方というハンデを超えて、さまざまな企業・大学・学校との継続的な交流』と『学校と家庭での学習環境のシームレス化』の実現に向け歩みだした。
 
当時は校内に無線LANの環境が整っていなかったため、新たにwifi環境を整備する必要があった。また従来、酒田光陵高校ではWindows PCの利用がベーシックな形となっており、データファイルは校内サーバに保存する運用を行っていたため、Chromebook のセキュリティに対する不安の声があがったことも事実だった。しかし G Suite for Education のWebページからの情報でその不安は解消されたという。「実際に運用してみて、校内サーバの管理よりも楽に安心して利用できていることを実感しました。結果、生徒はどこからでもデータにアクセスできるようになったため、自宅のPCからだけでなく電車通学の時間もスマートフォンからアクセスして学習することが可能となりました。」と湯澤教諭は説明する。

ASUS Chromebook C300MA のみが13.3型液晶を備えた Chromebook だった


ICT機器は協同学習や、プログラミングなどの生徒がアウトプットを行う授業活動や毎週の実習レポート作成などに利用することが想定されていたため、大きな画面とスムーズに文字入力ができる事が必須だった。タブレット端末だけではテキストの入力がスムーズに行えないことを理解していたためだ。「キーボード付きのノートパソコンのみに絞って検討していたところ、13インチの大画面、フルサイズキーボード搭載、薄型・軽量等、こちらが考えていたハードウェアスペックに唯一合致した ASUS Chromebook C300MA の採用を決定しました。これまでも校内において ASUS の Android タブレットを利用していた経緯もあり、製品の品質にも満足していましたので、メーカー選定の際にも非常にスムーズに行うことができました。」とASUS製品を選定した理由を湯澤教諭は説明する。



 ASUS Chromebook C300MA の特徴
 ・ 13.3型ワイドTFTカラー液晶 (LEDバックライト)
 ・ 最長約10時間のバッテリー駆動時間
 ・ 15.6型ノートパソコンに使用される同等の大型のタッチパット
 ・ デスクトップパソコン同様のフルサイズキーボード
 ・ 無線規格 802.11ac に対応しており、5GHz帯・2.4GHz帯を使用可能




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G Suite for Education の機能を最大限に活用する

Google フォームの採点機能を利用しテストの答え合わせを行うことで、教員も生徒も間違えやすい問題の傾向を明確化できる<br />

Google フォームの採点機能を利用しテストの答え合わせを行うことで、教員も生徒も間違えやすい問題の傾向を明確化できる


「Chromebook を用いて以下の G Suite for Education の機能を利用していますが、更に G Suite for Education の機能を最大限に活用するためには、日常的な行動習慣においてもっと生徒の学習の機会を増やすことが大事ではないかと考えています。」と湯澤教諭は語ります。そして次のように続けます。

「そのためには『学校と家庭での学習環境のシームレス化』が重要であると考え、生徒に Chromebook の貸し出し・自宅への持ち帰りを許可しました。これまでも学校のWindows PCを貸し出すことも検討したことはありますが、自宅のネットワークのセキュリティレベルは生徒一人一人で異なり、セキュリティを確保することが難しいと判断していたため、断念せざるを得ない状況でした。しかし Chromebook であれば、どんなネットワークに接続してもサンドボックス機能の観点からセキュリティの心配をする必要ないため、安心して利用させることができています。また帰宅後や休日に生徒同士で協同学習を行う様子も見られ、モチベーションを高く学習に取り組む姿も見られるようになりました。」

Google Classroom
授業時の教材の配布や課題の出題・提出など日常的に利用。すべてオンラインで完結するため、紙資源の削減はもちろんのこと、データ回収やファイル管理が容易に。また連絡事項が一瞬で共有でき、生徒は自分のスマートフォンでも確認できることから、連絡の手間と紙を紛失するリスク低減に成功した。
 
Google フォーム
過去より授業評価など様々な場面で生徒にアンケートなどを求めるシーンが存在していたが、アンケートの回収・集計が大きな負担となっていた。しかし Google フォームを使うことで集計業務から解放され、分析・改善に力を入れる事が可能となり、教員の負担を減らすことに成功。また授業中の演習問題にも Google フォームを利用することで、生徒の解答をリアルタイムで把握することができるようになり、生徒の理解度に応じた授業展開を行うことが可能となった。
 
Google ドキュメント, Google スプレットシート
報告レポート等の作成物の進捗状況を教員が常に確認でき、教員がファイルに直接書き込むこともできるため、生徒の個々にあった細かな指導を行うことが可能となった。
1つのファイルを複数の生徒で編集できる共有機能を利用して協同学習等にも活用している。

Google ハングアウト
学校の立地による距離のハンデは、Google ハングアウトを使うことで解消。移動時間や旅費をかけることなく、大学教授や情報技術者・他校の生徒と連携した様々な事業を行うことが可能なった。これまでの連携では1回だけの事業で完了してしまうことが多かったとのことだが、距離というハンデを克服できたことで事業効果を高めることに成功。大学と連携した課題研究の取り組みでは、定期的に大学の研究室に Google ハングアウトで接続し、教授から遠隔講義の受講・研究の疑問点について直接質問できる環境が整ったことで学習の質が向上したことを実感したという。また生徒だけでなく教員と教授間でも Google ハングアウト上でのオンライン会議を多く実施することにより、共通理解の上での効果的な生徒指導を行うことが可能となった。

  

左)遠隔地にある他高校の情報科生徒と技術交流を行っている様子。情報科は全国に19校しか存在しないため、遠隔交流は貴重な機会。

中)岩手県立大学の教授から遠隔講義を受講している様子。専門分野における高度な知識と技術の習得が目的。

右)岩手県立大学の教授とオンラインミーティングを実施している様子。高大連携事業の共通理解を深め、事業効果を上げることが目的。

「教育の質を高めるために、クラウドや Chromebook を身近なツールとして使う」という意識

山形県立酒田光陵高等学校<br />
情報科の生徒の皆さん<br />
山形県立酒田光陵高等学校
情報科の生徒の皆さん


「Chromebook の活用事例の研究を進め、より生徒の個々に寄り添った授業展開を実施していきたいと考えています。また現在 Chromebook の利用は、SPH事業がきっかけとなって情報科のみ行われておりますが、クラウドと Chromebook 活用を普通科・工業科・商業科にも展開し、校内全体の業務の軽減やICTを活用した先進的な教育を広めていきたいと考えています。」と湯澤教諭は将来の展望を語ります。
 
『授業で利用するICT機器』という観点で Chromebook を利用するのではなく『クラウドという”場”を利用してもらうためのツール』という観点で Chromebook を利用することが大事だと考えていますので、生徒が Chromebook を特別なツールと感じるのではなく、あくまで日常的に利用する身近なツールとして考えることができるようになれば、クラウドや Chromebook が学生にとって、学校にとって、教育市場全体で、今以上に身近な存在になるのではないでしょうか。(湯澤教諭)

 

(Posted by Shinji Suzuki)
 
 
・Google, G Suite for Education および Chromebook は Google Inc. の登録商標または商標です




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山形県立酒田光陵高等学校

住所:山形県酒田市北千日堂前字松境9番1号
HP:http://www.sakatakoryo-h.ed.jp/wp/

導入パートナー:ミカサ商事株式会社
導入パートナーHP:http://g-apps.jp/

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